九州一周旅行(第二弾)
2006/09/03 福岡→長崎
2006/09/04 長崎→佐賀→福岡
2006/09/06〜07 レポートを書いた日
九州一周旅行の第二弾です.第一弾で訪れていない長崎,佐賀をまわってきました.下の地図では,3日目と4日目の日程の路線にあたります.
九州JR路線図
(地図はJR九州のページからお借りしました)
3日目(9/3)は朝から福岡ドームでイベントでした.もちろんっていうか,前日は寝てません_| ̄|○
博多駅 09:30 博多駅で朝食
福岡に住んでいるのでこの駅は数えられないくらい利用しているけれど,一応今回の旅行の証明ということで写真に納めておきました.
ここでの食事っていったらマックか吉野家しかないんですがw
福岡ドーム外観.現在の「福岡Yahoo!Dome」になる前の写真 10:20 福岡ドーム到着
11:00 「コミックネットワーク in 福岡 23」開始
初めてこのイベントに参加して数年前は,ドームの外周を一周するくらい人がいたのに,今回は入り口前に数百人がいる程度でした.このイベントは回数を重ねるごとに参加者が減っています.特にコスプレをする人は激減したように思えます.
数年前に撮影したイベントの様子.今回の参加者はこの写真の3割減くらいでしょうか. イベントが始まると最初の30分はぐるぐるまわって,あとはほとんど芝生の上で寝てましたw 売り子をしていたわずかな時間に隣の参加者と話をしたのですが,自由にやっていていいなと感じました.自分には自由度が足りないので.
来年は関東に移り住むので福岡での最後のイベント参加となりました.この数年楽しくやってこれました.いろんな思い出が残ってよかったです.ちなみに福岡ドームには10回以上きたことがありますが,同人イベント以外では入ったことがありません_| ̄|○
13:30 福岡ドーム出発
13:50 福岡市営地下鉄・唐人町駅到着
14:00 姪浜駅→唐津駅(筑肥線)
佐世保までどのくらいかかるか分からないので早めにドームを出ました.唐津まわりでこれから長崎を目指して出発です.あと,地下鉄に直通している筑肥線は九州で唯一直流の路線ですね,あ,どうでもいいですかw
唐津駅 15:20 唐津駅→久保田駅(唐津線)
途中で切符のチェックがあったらしいんですけど,爆睡してて全く気づかずw 福岡市からここまで西に向かってきましたが,ここで佐賀行きに乗り換えて南下します.
ここから佐賀までは乗ったことがあるので,今回は写真も撮らずに寝ていました.田んぼや畑が広がるのんびりしたところでしたよ.
16:30 久保田駅→佐世保駅(佐世保線)
唐津線の終点である久保田駅に到着(といっても全列車佐賀駅まで直通).ここで電化されている佐世保線に乗り換えて,817系でまったりと田園風景など見ながら一路西へ.
久保田駅.無人駅でまわりにはコンビニなどはありませんでした 佐世保線・永尾駅.歴史を感じさせる木造の駅です. 三河内駅
17:40 佐世保駅到着
日も傾いてきたころ佐世保に到着.駅のすぐそばに港があり,さすが佐世保だなと感じました.朝の吉野家以降何も食べていなかったので駅の近くの店に入り,「皿うどん」を注文.これが量が多くて,野菜や海産物がたくさん入っていてとてもおいしかったですよ(たぶん具は長崎ちゃんぽんと同じだと思います).おなかいっぱいになりました.
帰ってきてから気づいたのですが,佐世保の名物「佐世保バーガー」を買うのを忘れていました.家の近くで車外販売しているのでいいかなと思いつつ,やっぱり本場で食べてみたかったと後悔. 佐世保駅.松浦鉄道と接続する大きな駅です 佐世保駅の目の前にある港.きれいに整備されていました. 駅から近くていい
長崎駅 21:20 佐世保駅出発(大村線→長崎本線長与経由)
23:00 長崎駅到着
終電近くの快速に乗って,23時に長崎駅に到着です.佐世保と長崎って結構離れているんですね.といっても移動の1時間40分はずっと寝ていたのであっという間でしたがw
長崎駅の改札前には大きな屋根があって,まわりの建物とつながっていてきれいに整備されており,また駅の目の前を走る路面電車とも乗り換えしやすいつくりになっていました.駅前整備の主体が同じだからなのか,鹿児島中央駅と雰囲気が似ていましたね.
24:00 ファミレス到着
例によって近くのファミレスで一泊です.このファミレスを事前にネットで探したときに「前日は徹夜しているのにさらにファミレスで徹夜だからさぞかしきついことだろう」と考えていたのですが,列車の中で寝ていたこともあって眠くはありませんでした.ただし,断続的な睡眠で疲れがとれるわけはありません.前日原稿をしていたので腰が痛かったのを覚えていますw
まったり友人と話をしながらドリンクバーで時間を稼ぎ朝まで粘りました.そういえば,そのファミレスのBSでW杯決勝の再放送をやっていました.PKの結果を知っていて見ても,あのハラハラ感は味わえないなとw
すごい坂の途中にあります 05:30 ファミレス出発
05:40 浦上街道起点
長崎駅からほど近いところにあるちょっとした公園に到着.ここは16世紀に開かれた浦上街道の起点となっているところらしいです.
この日は半日ほど長崎市内を歩き回りましたが,噂通り坂が多い! 長崎駅からちょっと離れるともうそこは急な坂道です.移動は大変ですが,広く景色を臨むことができます.
長崎市内の坂
浦上街道起点の石碑は左の建物の右下にあります 急な坂道.お年寄りにはきついと思います 郵便とかどうやって届けるんだろうと疑問に思いながらここを歩きました
06:20 聖福寺大雄宝殿
坂道を上に上にと歩き,急斜面にあるお墓の横を通ってたどり着いたのが歴史を感じさせるお寺でした.案内によると1715年に改築されたらしいです.江戸時代です,古いわけだ.
朝早くということもあり自分たちの他は誰もおらず,静かで不思議な空間でした.お寺や神社をまわるのが好きな自分にとってはこういう雰囲気は落ち着きます.いろいろと祈ってきましたけど,それは秘密ですv
正面から 回廊を横から.こういうところに魔理沙がいるんですかねw 正門? 逆からきちゃったw
07:00 諏訪神社
さらに1キロほど歩いてたどり着いたのがこの神社.帰ってから「長崎くんち」が行われるのがここだということを知りました.ごめんなさい,ごめんなさいw 狛犬のほかにたくさんの猫が待ちかまえていました.にゃー.
正面.この神社も正面から入っていません 巫女さんの姿は見あたらず 眼下に長崎市内を臨む
橋が水面に映って丸く見えるはずですが… 普通に通り過ぎちゃったのでどうなのか 07:40 眼鏡橋
付近にはいくつも石橋がかかっているので,ちょっと注意していないとそれらと同じにしてしまっていた眼鏡橋です.
07:50 西浜町電停→大浦天主堂下電停
08:00 大浦天主堂
ここは中学の修学旅行のときにきたことがあったので,とても懐かしいと感じるところでした.特に大浦天主堂とグラバー園に続く坂(左の写真)を歩くときにはそのときの記憶がよみがえってきました.
坂の上までは上ったんですが,どちらも行ったことがあったので,その近くで休んで次の目的地に向かいました.このころから眠くなってきていますw
眠い,腰が痛い人にとってはきつい坂 童話館と書いてありますがこれはなんなのか? 大浦天主堂.中に入ろうとして入らなかったので入場券を売っている係の人からにらまれるw
08:50 大浦天主堂下電停→松山町電停
09:30 原爆落下中心地
路面電車で移動して原爆落下中心地に.今は広い公園なのですが,ここに爆弾が降ってきたっていうのが信じられないです.たくさんの折り鶴が届けられていました.
この真上に落ちたのだそうです 案内 たくさんの折り鶴
10:10 原爆資料館
11:20 平和公園
資料館や平和公園を訪れてみて,やはり平和な世界がいちばんよいと感じました.
平和公園の噴水 平和像.中学のとき見たのは2回目です 案内
12:00 松山町電停→長崎駅前電停,昼食
13:10 長崎駅出発(長崎本線市布経由)
半日以上滞在した長崎市に別れを告げ,一路東に向かいます.
有明海です 諫早の付近では海沿いを走ります それを過ぎると田んぼや畑が続いてのんびりとしたところに
佐賀駅 15:20 佐賀駅
7分の停止時間の間に,外に出て写真を撮りました.この駅にはきたことがありますが,特に周囲に大きな建物や店があるわけでもなく,県庁所在地の駅としては九州で最も小さな駅になります.
鳥栖駅 15:50 鳥栖駅
長崎本線の終点・鳥栖(とす)駅に到着.これをもって今回の九州一周の旅は終わりました.
4日間かけて九州各地をまわってきて,九州のすべての県を訪ねるという当初の目標を達成することができました.時間的な制約から,夜間に通過したり,駅周辺まで足を伸ばせないこともありましたが,県ごとの雰囲気の違いは感じることができました.また別の楽しみとして,JR九州のたくさんの列車を見ることができましたw 普段は乗ることのないディーゼルの振動と騒音が忘れられません.
今回の旅行で特に印象的だったのは,熊本→大分間で霧のかかった阿蘇を越えたこと,秘境である宗太郎駅に降りることができたこと,長崎市内で神社やお寺をまわったことです.どうも自分は静かで落ち着いたところが好きなようで,そういうところを訪問できたことはうれしく思います.
列車に乗っていると景色が次々と移り変わります.でも同じ景色に出会うことは二度とありません.だからこそ移動の間も楽しいし,それを記憶にとどめたり,写真に納めたりするんだと思います.これからも日本全国様々な地域を訪ねて,その土地の美しい景色や人々の生活を見て回りたいと思っています.